スクエアテーパーからホローテックII化

【完全ガイド】スクエアテーパーからホローテックIIへ!交換手順・費用・効果を徹底解説

スクエアテーパーからホローテックII化

※本ページのヘッダー写真は筆者撮影

テーパースクエアBBとホローテックII【筆者撮影】

※筆者撮影



 

管理人シバ:
いやぁ、いらっしゃい。管理人のシバですわ。


突然ですが、あなたのミニベロ、ペダルを踏んだ時に「力が逃げている」ような感覚はありませんか?


「もっと速く走りたいのに、何かが重い…」


管理人シバ:
その原因、タイヤやチェーンじゃありません。 自転車の心臓部である「BB(ボトムブラケット)」にあるかもしれませんよ。


多くのミニベロに標準装備されている「スクエアテーパーBB」は、頑丈ですが、「重い・回らない・剛性が低い」という弱点を持っています。


管理人シバ:
この記事では、その古い心臓を、現代のロードバイクの主流である「ホローテックII」に入れ替える手術(カスタム)の全貌を解説します。


これを読めば、どのパーツを買えばいいか、どう作業すればいいか、全て分かりますわ!



私のイラスト AIさんと私


【徹底比較】なぜ「ホローテックII」に変えるべきなのか?


AIさん: シバさん、まずは読者の皆さんに、「なぜ手間とお金をかけてまで交換する価値があるのか」、その違いをデータで示しましょう。


管理人シバ: おうよ!論より証拠。この表を見てくだせぇ。これが「鉄の塊(スクエア)」「中空のパイプ(ホローテック)」の実力差ですわ。


比較項目

スクエアテーパー
(純正・古い規格)

ホローテックII
(シマノ・現代規格)

構造 鉄の塊(中身が詰まっている) 中空パイプ(真ん中が空洞)
重量 重い(約300g?) 軽い(約70g?)

剛性
(力の伝達)

低い
(強く踏むと軸がねじれる)

高い
(踏んだ力が逃げない)

メンテナンス

困難
(専用工具で力技が必要)

簡単
(六角レンチで着脱可能)

シバの評価 街乗りなら十分だが、カスタムには不向き 走りを変えたいなら必須の土台


管理人シバ:
一目瞭然でしょう? 特に「剛性」の違いはデカい。


ペダルを踏んだ力が、逃げずにグイグイ進む感覚。一度味わったら、もう元の「鉄の棒」には戻れませんわ。


【元店長の推奨】どのBBを買えばいい?迷ったら「上位」を選べ!


管理人シバ:
さて、いざ「ホローテックIIのBB」を買おうとすると、シマノからいくつか種類が出ていて迷うはずです。


ここで、元店長シバから「買い物のアドバイス」です。


「BBだけは、ケチらずに『良いやつ』を買いなせぇ。」


なぜなら、一番安いグレードと、最高級グレードの価格差は、たった「2,000円」程度しかないからです。 一度変えたら数年は使うパーツです。ランチ2回分をケチって、数年間「重いパーツ」を使い続けるなんて、ナンセンスですわ。


★シマノBBのグレード比較(BSA/JIS規格)★


@ コスパ最強の定番【SM-BBR60】(Ultegra/105グレード)


迷ったらこれです。耐久性、回転性能、軽さのバランスが完璧。多くのサイクリストが選ぶ「間違いのない」逸品です。
SM-BBR60 (BSA)



A 究極の回転性能【BB-R9100】(Dura-Aceグレード)


シマノの最高峰「デュラエース」。価格差はわずかですが、ボールベアリングの質が違います。「どうせ変えるなら一番いいやつ」という方は、迷わずこちらを。
BB-R9100


※必ず「BSA(またはJIS)」規格を選んでください。「ITA」は入りません!


【準備編】これがないと始まらない!必須の工具リスト


AIさん:
シバさん、BBを買っただけでは交換できませんよね。特に「古いBBを外す」ための工具と、「新しいBBを付ける」ための工具は、全く別物です。


管理人シバ:
その通り!ここで躓く人が多いんです。 必要な工具をリストアップしました。これさえ揃えれば、自宅で「心臓移植」が可能です!


1. 古いBB(スクエアテーパー)を外す工具


  • コッタレスクランク抜き: クランクを軸から引き抜くために必須。
  • カートリッジBBツール: 古いBB本体を回して外すために必須。


2. 新しいBB(ホローテックII)を付ける工具


  • ホローテックII BBレンチ: 新しいBBを締め込むための専用レンチ。


【おすすめ】交換作業に必要な「3つの神器」

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バラバラに買うと高くつきますし、サイズ間違いも起きやすいです。
これから整備を始めるなら、この3つを揃えるのが最短ルートです。


▼ @ 古いBB(スクエアテーパー)を外す工具



▼ A 新しいBB(ホローテックII)を付ける工具




【実践編】写真で解説!BB交換の全手順


ここからは、実際の交換手順を写真付きで解説します。 最大の難関は「古いBBが固くて外れない(固着)」こと。これさえ乗り越えれば、あとはプラモデル感覚です!
(※ここでの手順は、ミニベロで一般的な「BSA(JIS)規格」のものです。)


フェーズ1:旧パーツ(スクエアテーパー)の取り外し


  • 手順1:ペダルを外す
    【重要】左ペダルは「逆ネジ(時計回りで締まる)」です!

    右ペダルは反時計回り、左ペダルは時計回りで緩みます。ここを間違えて逆に回し、「さらに固く締めてしまう」失敗が多発しています。ご注意を!

    左右のペダルを外します【筆者撮影】
  • ※筆者撮影


  • 手順2:クランクを外す
    クランク軸の中心にあるフィキシングボルトを六角レンチで外します。

    クランクボルトを外す【筆者撮影】
  • ※筆者撮影


  • 手順3:コッタレスクランク抜きで引き抜く
    専用工具をねじ込み、モンキーレンチで回してクランクを引き抜きます。

    クランクを外す【筆者撮影】
  • ※筆者撮影


  • 手順4:BB本体を外す
    ここが正念場です。
    【最重要】右ワン(チェーン側)は「逆ネジ」です!時計回りで緩みます! 左ワンは正ネジ(反時計回りで緩む)です。

    テーパースクエアを外す【筆者撮影】
  • ※筆者撮影



【SOS】BBが固くて回らない!という方へ
長年のサビやオーバートルクで、BBが完全に固着している場合があります。 無理に力を入れると工具が外れて怪我をします。


私が「固着BB」と死闘を繰り広げた体験記に対策を書きましたので、どうにもならない時はこちらを読んでください。



フェーズ2:フレームの清掃とグリスアップ


  • 手順5:清掃とグリス塗布
    外したBBシェルのネジ山をパーツクリーナーで掃除し、新しい「グリス(デュラエースグリス推奨)」をたっぷりと塗ります。 これは、次回外す時のための「愛」であり、異音防止の鉄則です。

    グリスをしっかりと塗ります【筆者撮影】

    ※筆者撮影




フェーズ3:新パーツ(ホローテックII)の取り付け


  • 手順6:ホローテックII BBの手締め
    まずは手で回して入れます。斜めに入らないように慎重に。 ここでも「右(R)は逆ネジ(反時計回りで締まる)」であることを忘れずに!

  • 手順7:専用レンチで本締め
    手で回らなくなったら、専用レンチ(TL-FC32等)で締め込みます。

    シマノホローテックII 挿入【筆者撮影】
  • ※筆者撮影


  • 手順8:クランクの挿入と固定
    右クランクを差し込み、左クランクを取り付け、トップキャップと固定ボルトを締めれば完成です!


まとめ:BB交換は「走りの質」を変える


スクエアテーパーからホローテックIIへの交換は、少し勇気がいるカスタムかもしれません。


しかし、交換後の「ペダルを踏んだ瞬間のダイレクト感」「スムーズな回転」を感じれば、その苦労は一瞬で吹き飛びます。


何より、自分で自転車の心臓部をいじったという経験は、あなたのミニベロ愛をさらに深めてくれるはずです。


さあ、あなたも「ホローテックII」の世界へ、踏み出してみませんか?