【ミニベロBB交換】ホローテックII化の罠と固着外し!シマノBBR60と専用工具の選び方

自転車屋も教えてくれないBB交換の真実!固着の絶望から生還した「最強工具」とホローテック化の全記録

シバ‐cycle♪【ミニベロBB交換】ホローテックII化の罠と固着外し!シマノBBR60と専用工具の選び方

※本ページのヘッダー写真は筆者撮影

【テーパースクエアBBとホローテックII】
テーパースクエアBB【筆者撮影】

※筆者撮影

ホローテックII【筆者撮影】

※筆者撮影


※この記事はプロモーションを含みます


管理人シバ:
いやぁ、管理人のシバです。


突然ですが、あなたのミニベロ、ペダルを踏んだ時に力が逃げているような感覚はありませんか?その原因、自転車の心臓部であるBB(ボトムブラケット)にあるかもしれませんわ。


多くのミニベロに標準装備されているスクエアテーパーBBは、頑固オヤジのように頑丈ですが、重い・回らない・剛性が低いという弱点を持っています。


管理人シバ:
先日、近所の自転車屋でシマノの新型コンポCUES(キューズ)について質問したんです。店員さんは面倒くさそうに「CUESはスクエアテーパーです」と答えましたわ。


確かに下位グレードはそうですが、調べてみると上位のU6000系にはホローテックIIモデルも存在します。私が店員なら、ベアリング性能が格段に良いホローテックを提案して売上を狙うのですが…現場の「商売人」としての熱気や、やる気のなさを感じましたね。


この記事では、そんな自転車屋が積極的に教えてくれないホローテックIIに入れ替える手術の全貌と、私が直面した地獄のトラブルを包み隠さず解説しますわ!


私のイラスト AIさんと私


【徹底比較】なぜホローテックIIに変えるべきなのか?

AIさん:
シバさん、まずは読者の皆さんに、なぜ手間とお金をかけてまで交換する価値があるのか、その違いをデータで示しましょう。


管理人シバ:
論より証拠。この表を見てください。これが鉄の塊(スクエア)と中空のパイプ(ホローテック)の実力差ですわ。


比較項目

スクエアテーパー
(純正・古い規格)

ホローテックII
(シマノ・現代規格)

構造 鉄の塊(中身が詰まっている) 中空パイプ(真ん中が空洞)
重量 重い(約300g〜) 軽い(約70g〜)

剛性
(力の伝達)

低い
(強く踏むと軸がねじれる)

高い
(踏んだ力が逃げない)

メンテナンス

困難
(専用工具で力技が必要)

簡単
(六角レンチで着脱可能)

シバの評価 街乗りなら十分だが、カスタムには不向き 走りを変えたいなら必須の土台


管理人シバ:
剛性の違いは明らかですが、正直に言います。私は、ホローテックIIに交換して走り出した時、劇的に坂道が楽になったとか、出だしが爆速になったという感覚はありませんでしたわ。


ただ、漕ぎ出しが圧倒的に優しくなったんです。同時にクランク長を172.5mmから165mmへと短くしたことも重なり、全体的に踏み込んだ時の感触がマイルドで楽しくなりました。この優しさこそが最大のメリットですわ。


【元店長の推奨】どのBBを買えばいい?規格の罠に注意!

【シマノSM-BBR60】
シマノSM-BBR60【筆者撮影】

※筆者撮影


管理人シバ:
いざホローテックIIのBBを買おうとすると種類があって迷います。私は値段の安さとアルテグラグレードという安心の理由からシマノSM-BBR60を選びました。


しかし、ここからが規格との格闘の始まりでした。後述する固着BB外しが「最初の山」なら、そのあとは「規格沼」との戦いです。私は当初シマノ製のクランクを使う予定がなかったため、このBBR60の軸径規格(24mm)に全てを合わせなければならない規格沼にハマり、余計に大変な思いをしましたわ。


皆さんは私のように苦労せず、なるべく規格を合わせて、最初からシマノのBBを予定しているならばシマノブランドをセットで考えることをおすすめしますわ。


【シマノ SM-BBR60 (BSA/JIS)】

コスパ最強の定番(Ultegra/105グレード)。迷ったらこれです。耐久性、回転性能、軽さのバランスが完璧な間違いのない逸品です。←私が選んだのはコレでした。


※Amazonの即時値引きを取るか、楽天のポイント還元を取るか迷ったらアマゾン、楽天の比較記事も参考にしてください。


SM-BBR60 (BSA)


※必ず「BSA(またはJIS)」規格を選んでください。「ITA」は入りませんわ!


【準備編】絶望を防ぐ!絶対に妥協してはいけない必須工具

古いBB(スクエアテーパー)を外す工具


【コッタレスクランク抜き工具】
コッタレスクランク抜き工具【筆者撮影】

※筆者撮影


  • コッタレスクランク抜き:クランクを軸から引き抜くために必須。
  • カートリッジBBツール(ボルト固定式):固着したBBを外すための最重要アイテム。


【自転車用 コッタレスクランク抜き】

気合や根性では絶対に抜けないクランクを外すための、昔から変わらぬ必須工具ですわ。


自転車用 コッタレスクランク抜き



AIさん:
シバさん、古いBBを外すための工具と、新しいBBを付ける工具は別物ですよね。


管理人シバ:
そうなんです。そもそも私は最初、「コッタレスクランク抜き?何それ?」という状態からスタートしましたわ。


ここで私が一番憤慨したのは、BB本体よりも専用工具の方が圧倒的に高いという事実です。また、規格ごとに工具を合わせる必要があり、1回しかやらないなら大赤字だと本気で思いましたわ。


しかし、気合と根性だけで安物の工具で済ませようとした結果、購入から2年経った私のミニベロのスクエアBBは完全に固着しており、ビクともしませんでした。


安いBB外し工具だと、力をかけて回そうとしてもツメが外側に逃げてしまい、はめ込んだ部分が「なめて回ってしまう」んです。いくらやっても外すための力にならず、本当にどうしようもありませんでしたわ。


困り果ててYouTube動画などを漁りまくって知識を増やし、最後に見つけたのが下記のボルトでBB軸に直接固定するタイプの工具です。これを見つけた時は「これならいけるかもしれない!」とかなり確信を持てて、少しだけ嬉しかったんですわ。


【カートリッジBBツール(ボルト固定式)】
カートリッジBBツール(ボルト固定式)【筆者撮影】

※筆者撮影


ただ、実際に工具が届いて作業するまでは「本当に外れるのか?これでダメだったらどうしよう…」と、ずっと不安と隣り合わせでしたね。結果的にこの工具で外せた時が、今回のカスタムにおける「一番最初の大きな山」でした。ここでケチると本当に作業が詰みますわ。


【ボトムブラケット(BB) ツール 固着対応ボルト付き】

古いBBが完全に固着している場合の最強の救世主です。BB軸にボルトで直接締め込んで固定するため、力を入れても工具が外れません。少々高くても、絶対にこれを買ってください。


BB ツール 固着対応ボルト付き



新しいBB(ホローテックII)を付ける工具

  • ホローテックII BBレンチ:新しいBBを締め込むための専用レンチ。


【BIKE HAND(バイクハンド) ボトムブラケットレンチ(シマノSM-BBR60専用) YC-39BB】

新しい心臓を組み込むための専用レンチです。


BIKE HAND ボトムブラケットレンチ YC-39BB


※これはBBR60シマノ用のツールですので、他のBBを選んだ場合はサイズが違ってくることもあるので注意してください。


【実践編】写真で解説!BB交換の全手順

ここからは実際の交換手順を解説します。最大の難関は古い固着BBの取り外しです。ここさえ乗り越えれば後はプラモデル感覚です。


フェーズ1:旧パーツの取り外し

  • 手順1:ペダルを外す
    【重要】左ペダルは逆ネジ(時計回りで締まる)です!
    右ペダルは反時計回り、左ペダルは時計回りで緩みます。逆に回して固く締めないようご注意を。

    ペダルを外す【筆者撮影】

    ※筆者撮影



    右ペダルは通常工具でしたが、左ペダルは輪行用の着脱三ヶ島ペダルを取付けてありましたので別の工具が必要となりました。
    左ペダルを外す【筆者撮影】

    ※筆者撮影


    左ペダルを外す【筆者撮影】

    ※筆者撮影




    【BIKE HAND ハブスパナ・ペダルレンチ】

    ペダル外しは職人みたいに「弘法筆を選ばず」とはいきませんわ。専用の薄型スパナがないと始まりません。

    BIKE HAND ハブスパナ・ペダルレンチ





  • 手順2:クランクを外す
    フィキシングボルトを六角レンチで外します。

    クランクボルトを外す【筆者撮影】

    ※筆者撮影



  • 手順3:コッタレスクランク抜きで引き抜く
    専用工具をねじ込み、モンキーレンチで回して引き抜きます。

    コッタレスクランク抜きで引き抜く【筆者撮影】

    ※筆者撮影



  • 手順4:BB本体を外す
    【最重要】右ワン(チェーン側)は逆ネジです!時計回りで緩みます!
    先ほど紹介したボルト固定式のBBツールを使い、確実に力を伝えて外します。

    テーパースクエアBBを外す【筆者撮影】

    ※筆者撮影



フェーズ2:フレームの清掃とグリスアップ

  • 手順5:清掃とグリス塗布
    外したBBシェルのネジ山を清掃し、新しいグリスをたっぷりと塗ります。固着で地獄を見たからこそ言えますが、ここは絶対にケチらず、シマノのプレミアムグリスなどの良いものを使ってください。本末転倒になりますわ。

    BBにグリスをしっかりと塗ります【筆者撮影】

    ※筆者撮影


    グリスをしっかりと塗ります【筆者撮影】

    ※筆者撮影




    【シマノ(SHIMANO) プレミアムグリス】

    未来の固着を防ぐための鉄則アイテム。安いグリスを使って後悔するより、信頼のデュラグリスを選んでください。

    シマノ プレミアムグリス



    ※私は100gチューブを買いましたが、カスタムを頻繁に行うと結構な量を使います。本格的に手を入れるなら、最初からこのサイズか、より大容量を選んでおくと安心ですわ!




フェーズ3:新パーツ(ホローテックII)の取り付け

  • 手順6:ホローテックII BBの手締め
    まずは手で回して入れます。右(R)は逆ネジであることを忘れずに。

  • 手順7:専用レンチで本締め
    手で回らなくなったら、専用レンチで締め込みます。

    シマノホローテックII 挿入【筆者撮影】

    ※筆者撮影



  • 手順8:クランクの挿入と固定
    右クランクを差し込み、左クランクを取り付けて完成です!


まとめ:BB交換は走りの質を変える

スクエアテーパーからホローテックIIへの交換は、工具代や規格との格闘など少し勇気がいるカスタムです。


しかし、交換後のペダルを踏んだ瞬間の優しいダイレクト感と、165mmクランクと合わせた時の心地よい回転を感じれば、その苦労は報われます。


何より、固着と戦い自分で自転車の心臓部をいじった経験は、あなたのミニベロ愛をさらに深めてくれるはずです。さあ、あなたもホローテックIIの世界へ踏み出してみませんか?


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