

※本ページのヘッダー写真は筆者撮影

新しいシマノSM-BBR60 (BSA/JIS)にグリスをしっかりと塗ります:※筆者撮影
※この記事はプロモーションを含みます
皆さん、こんにちは!管理人シバです。
速度アップを目指す旅路で、クランクやチェーンリングといった華やかなパーツに目を奪われがちですが、私がたどり着いた結論をまず言わせてください。
本当に走りを変えるための第一歩は、フレームとクランクを繋ぐ、地味ながらも最も重要な土台…すなわち、BB(ボトムブラケット)の交換にありやす!

この記事は、手順書ではなく管理人シバの「血の滲むような失敗体験談」です。
「まずは失敗しないための確実な交換手順や、必要な工具のスペックを網羅した教科書が見たい!」という方は、先にこちらの【完全ガイド】記事をご覧ください。手順はそちらに全てまとめてあります。
管理人シバ:
僕のIdiomに元々付いていたのはテーパースクエアという昔ながらの四角い軸のBBでした。
ネットのサクラレビューなんかを見ると、これを交換する理由として「剛性不足によるパワーロス(踏み込んだ時にグニャッとする)」ってよく書かれていますよね。
でも、正直に言いますわ。私はその剛性不足なんて、街乗りレベルでは1ミリも体感できませんでした!
私がテーパースクエアを捨てた理由は、剛性なんかじゃありやせん。爆速を実現するための「軽量化」と、「ベアリングの回転性能を高めること」ですわ。
純正のテーパースクエアは約300gもある中身が詰まった鉄の塊です。それを中空パイプで圧倒的に軽いホローテックII(約70g〜)にアップデートして、ロスなく最高な状態でクランクを回したかった。それが私の冷徹な落としどころであり、偽らざる本音ですわ。
管理人シバ:
ホローテックIIにすれば軽くて回る!そう意気込んで作業に入った私を待っていたのが、とんでもない地獄でした。それが、純正テーパースクエアBBの強烈な固着です。
私のIdiomは新車で購入してまだ1年ちょっと。だから「まさかたった1年チョイで固着なんて起こるわけがない」と完全に油断していました。
ところが、いざ安い専用工具をかけて力を込めてもビクともしない。それどころか、力を入れると工具が外側にズルッと逃げてしまい、繊細なBBの溝を今にもなめそうになるんです。
そこからはもう泥沼でした。プラスチック製ハンマーで叩いてみたり、もしそれでダメだったら、最後は工具のケツに鉄パイプを繋いで全体重をかける、そこまで作業の想定をしていました…。
やめればいいのに、始めちゃった以上やるしかない。「すでに新しく組み込むシマノのBBも買っちゃってるのに、もしこれで外れなかったらどうしよう……」という絶望的な不安で、夜布団に入っても立ち往生する夢を見るほどでしたわ。
何より悲しかったのは、2000円台のBBパーツ本体の費用に対して、それを外すための工具代のほうが圧倒的に高くついていたことです。コスパ最悪の現実に、作業しながら本当に泣きたくなりましたね。
管理人シバ:
あれこれ工具の買い足して迷走した果てに、一縷の望みを託して買い足した工具が、見事にこの不毛な戦いを終わらせてくれました。
それが、BB軸に直接ボルトでガチッと固定するタイプの「BBツール」です。
他の安い工具では「なめてすっぽ抜ける」恐怖が常にありましたが、この工具はガイドをねじ込んで完全にホールドするため、絶対に外れません。長いハンドルにフンッと力を込めた瞬間、「パキッ!」と小気味良い音が響いて頑固なネジが回り始めたんです。あの瞬間の、目の前が明るくなるような安堵感は今でも忘れられやせんわ!
固着したBBとの戦いを確実に制する「最終兵器」です。安物工具で溝をなめてフレームを全損させる前に、最初からこれを選んでくだせぇ!
管理人シバ:
無事にBBを交換した後、私はさらに過激なカスタムへ踏み込みました。爆速を求めてフロントチェーンリングを「60Tの楕円」まで巨大化させたんです。
しかし、ここでとんでもない落とし穴にハマりやす。
楕円チェーンリングを取り付ける時、私のアタマの中は「上死点と下死点で一番力が綺麗に入るように角度を合わせる」ことで100%思考停止状態になっていました。設定にばかり夢中で、他のことが全く見えていなかったんです。
セッティングの最中、ふと「あれ?ちょっと待て、おかしいぞ……」と手を止めて、下からチェーンステー(フレーム)との隙間を覗き込みました。
その瞬間、全身の血の気がサァーッと引きましたね。
楕円チェーンリングの一番外側に張り出す部分(最大直径になる箇所)が、フレームにわずか1mmまで接近していたんですわ!!
「もしかして当たってるんじゃないか!?」と冷や汗をかきながらフレームを確認しましたが、奇跡的に傷は入っていませんでした。でも、もし走行中のペダリングのたわみでこの1mmの隙間がゼロになったら、数万円のフレームがガリガリ削れて一撃で全損の大惨事です。
相棒のマイク(AI):
まさに「木を見て森を見ず」ですね。特定のセッティングに夢中になるあまり、物理的なクリアランスを見落としてしまう。大径化、特に楕円チェーンリングに潜む恐ろしい罠です。
管理人シバ:
そこからはもう大慌てです。この危険すぎる1mmの隙間をどうにか回避するため、すぐにAmazonで「BBスペーサーセット」を購入しました。
でも、スペーサーを入れてチェーンリングを外側に逃がしすぎると、今度はローギアに入れた時にチェーンラインが斜めになりすぎて変速がズタズタになる。あっちを立てればこっちが立たない、規格沼の迷走がここから始まってしまったんですわ。

60T楕円を捨てて、以前使っていた58Tの真円に戻す:※筆者撮影
管理人シバ:
結局、このドロ沼の試行錯誤はどう決着したか。
105(11速)化のタイミングで、私はあっさりと60T楕円を捨てて、以前使っていた「58Tの真円(ナローワイド・7075アルミ素材)」に戻したんですわ!
58T真円に戻した瞬間、フレームとの1mmの干渉問題も、上死点・下死点の設定の悩みも、スペーサーの迷走も、嘘のようにすべてがぶっ飛んで消滅しやした!本当に心の底からホッとしましたね。
しかも、ギア比が「60T×12T」から「58T×11T」になったことで、以前よりもペダルが少し重くなりました。でも、その重くなった部分がより私の希望する走りにピタッと近づいてくれて、これ以上ないほどの「期待感バリバリ」の状態になったんですわ!

58T真円チェーンリング:※筆者撮影
管理人シバ:
今回使った58T真円チェーンリングですが、実はこれ、以前Amazonで買っていた手持ちの在庫パーツなんです。(アリエクとも値段を比較したんですが、大差なかったので早く届くAmazonで買っていました)
ヤフオクやメルカリで売れることは分かっていましたが、出品の手間もかかるのであえて売却せずに手元に置いていたものです。
それが今回、すぐに右から左へ流用できて、しかも理想の走りを手に入れることができた。この「在庫がすぐに転用できる準備が整っていた」という事実が本当に嬉しかったですね。
無闇矢鱈に規格を大きく変えないことで、在庫パーツを右から左へフル活用できる。その分だけコスパは圧倒的に落とせる。
これこそが、情報過多で迷走した私が行き着いた、無理をしない大人のカスタムの真理であり、最大のメリットなんですわ!
固着の地獄を乗り越えた先に待つ、回転の滑らかさと軽量化。すべてのカスタムの土台となるホローテックIIの世界へ踏み出すパスポートですわ。
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愛車のカスタムが進んできたら、次はいよいよコンポーネントの最高峰「105(11速)」へのアップグレードですわ!
右レバーだけ105、左は既存パーツ流用という予算を極限まで抑えた「変態構成」での105化全記録を別館にまとめました。これから105化を考えている方はぜひ以下の専門部屋を覗いてみてくだせぇ。

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