晴海緑道公園の四季彩

晴海緑道公園の四季彩|消えゆく倉庫とオリンピックレガシーの風景 | シバの自転車ライフ

晴海緑道公園の四季彩

消えゆく“昭和”と、生まれる“レガシー”の交差点


管理人シバ


メインページでは、この場所を「消えゆく“昭和”の記憶」と書きました。


かつて東京の港を支えた古い倉庫群が、再開発の波とともに一つ、また一つと姿を消していく。その光景は、一つの時代の終わりを告げているようで、どこか胸が締め付けられるような思いがします。


しかし、シバさん。この場所の物語は、ただ何かが「消えていく」だけではありません。一つの時代が終わりを告げるそのすぐ隣で、新しい時代の記憶が、静かに芽吹いていたのです。


それが、オリンピックの前後、まさにこのエリアが生まれ変わる象徴として整備された「晴海緑道公園」です。


ここは海沿いを歩くための遊歩道で、自転車の乗り入れはできません。しかし、愛車を押してゆっくりと歩けば、サイクリング中には見えない、特別な景色に出会えるんですよ。


そして、この公園で私が最も興味深いと感じているのが、今もひそりと残る、あのオリンピックの“レガシー”です。それは、公園内に置かれた木製のベンチ。一見すると普通のベンチですが、実はこれ、選手村で使われた建材を再利用して作られたものなんです。


私がこの場所の写真を撮り続ける理由。


それは、この場所が晴海の「破壊と創造」、つまり「新陳代謝」を、最も肌で感じられる場所だからです。


片や、昭和の物流を支えた倉庫が姿を消していく。片や、オリンピックという非日常の記憶が、公園のベンチという日常の風景に溶け込んでいく。
この、終わりゆく物語と、始まりの物語が交差する場所だからこそ、私の心は惹きつけられてやまないのです。


さあ、ここからは、そんな時代の移り変わりと、公園の四季折々の表情を記録した、私の写真の数々をご覧ください。


【2025年9月】更地の状態になりました。

晴海2丁目の「再開発エリア」


【2025年2月】晴海緑道公園の湾岸沿いで釣りをしている人。

晴海緑道公園で釣


【2024年9月】晴海緑道公園の湾岸地域で船舶免許の練習中する船。

船舶免許の練習中


【2024年7月】晴海緑道公園の右と左の別れ道。

晴海緑道公園の入口


【2024年3月】晴海緑道公園のヤシの実とオリンピックレガシーの。木製ベンチ

晴海緑道公園のヤシの実 オリンピックレガシー