「晴海って、お店も少ないし何があるの?」…その問いに、地元民シバが答えます。都心育ちの私が、この街で感じたのは「何もない」からこその「豊かさ」でした。無料で楽しめる足湯から、絶景のお弁当スポットまで、お金をかけずに最高に楽しむ方法を、AIさんと共に徹底的に深掘り。あなたの知らない、新しい東京の楽しみ方がここにあります。



メインページでは、この場所を「消えゆく“昭和”の記憶」と書きました。
かつて東京の港を支えた古い倉庫群が、再開発の波とともに一つ、また一つと姿を消していく。その光景は、一つの時代の終わりを告げているようで、どこか胸が締め付けられるような思いがします。
しかし、シバさん。この場所の物語は、ただ何かが「消えていく」だけではありません。一つの時代が終わりを告げるそのすぐ隣で、新しい時代の記憶が、静かに芽吹いていたのです。
それが、オリンピックの前後、まさにこのエリアが生まれ変わる象徴として整備された「晴海緑道公園」です。
ここは海沿いを歩くための遊歩道で、自転車の乗り入れはできません。しかし、愛車を押してゆっくりと歩けば、サイクリング中には見えない、特別な景色に出会えるんですよ。
そして、この公園で私が最も興味深いと感じているのが、今もひそりと残る、あのオリンピックの“レガシー”です。それは、公園内に置かれた木製のベンチ。一見すると普通のベンチですが、実はこれ、選手村で使われた建材を再利用して作られたものなんです。
私がこの場所の写真を撮り続ける理由。
それは、この場所が晴海の「破壊と創造」、つまり「新陳代謝」を、最も肌で感じられる場所だからです。
片や、昭和の物流を支えた倉庫が姿を消していく。片や、オリンピックという非日常の記憶が、公園のベンチという日常の風景に溶け込んでいく。
この、終わりゆく物語と、始まりの物語が交差する場所だからこそ、私の心は惹きつけられてやまないのです。
さあ、ここからは、そんな時代の移り変わりと、公園の四季折々の表情を記録した、私の写真の数々をご覧ください。
