

※本ページのヘッダー写真は筆者撮影

※筆者撮影
皆さん、こんにちは!管理人シバです。
先日の100kmロングライド、念願の105化のおかげで変速性能は最高、巡航も非常に楽になりました。しかし、距離が伸びるにつれて、別の「敵」が牙をむき始めたのです。
それは「路面からの振動」です。
都内を抜けて郊外へ出ると、アスファルトが荒れている区間が意外と多いことに気づきます。私のIdiomが履いている細い「23cタイヤ(標準のKENDA)」は、その路面の凹凸をダイレクトに拾い、コツコツ、ガツガツとした衝撃を体に伝えてきます。
「速いけど、つらい…」
ライド後半、疲労が蓄積してくると、この振動が本当にこたえました。
走りながら痛感したのです。
真の「快適快速ミニベロ」を目指すなら、コンポだけでなく、この「足回りの振動問題」を根本から解決しなければならないと。
そこで帰宅後、AI参謀と緊急会議を開き、ある一つの結論に達しました。それが、今回の大型アップデートです。

「タイヤを、太くする」
選んだのは、ミニベロ(451サイズ)用クリンチャータイヤの最高峰の一つ、「Schwalbe One(シュワルベ ワン) 28c」です!
以前、このブログでも「現代のロードバイク界では、少し太いタイヤの方が転がり抵抗が低く、速い」という理論を紹介しました。
しかし、私は少し懐疑的でした。「それは大きな700cホイールの話で、小径のミニベロは、やっぱり細い方が軽快で良いのでは?」と。
これに対し、AI参謀はこう断言しました。
AIさん:
「いえ、編集長。ホイール径が小さく、構造的に振動を拾いやすいミニベロだからこそ、28c化の恩恵はロードバイク以上に巨大なのです!」
■ 23c(これまで)の弱点:
細いため、リム打ちパンクを防ぐには高圧(カチカチ)にする必要があります。すると、荒れた路面でタイヤが衝撃を吸収できず、微細に跳ねてしまいます。跳ねている間は前に進む力が路面に伝わらないため、大きなエネルギーロスが発生。何より、その振動がライダーの体力を削り取ります。
■ 28c(これから)の強み:
タイヤ内部のエアボリューム(空気の量)が増えることで、タイヤがしなやかに変形し、路面の凹凸を包み込むように「いなして」進みます。跳ねないので常に路面を捉え続け、結果として荒れた道でも巡航速度が落ちにくくなります。そして最大のメリットは「乗り心地の劇的な改善」です。
まさに、私が100kmライドで求めていた答えがここにありました。
「速さを犠牲にせず、快適性を手に入れる」。
迷わずポチりました。(451の高性能タイヤは在庫が不安定なので、見つけた時が買い時です!)
451サイズで「走り」を劇的に変えたいなら、この選択肢は避けて通れません。プロも認める転がりとグリップをその手に。
ちなみに、私シバもいろいろなサイトを徹底比較しましたが、ここが一番安かったので購入を決めました!
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※筆者撮影
さあ、届きましたSchwalbe One!パッケージからも漂う高級感。早速交換作業に入ります。
タイヤのサイドウォールを見ると、小さな文字で「TUBE ONLY」と書かれています。「えっ、これって話題のTPUチューブは使えないってこと?」と不安になるかもしれませんが、ご安心ください。
結論:TPUチューブは問題なく使えます。
この表示の真の意味はこうです。
つまり、あの表示は「チューブレス化はできませんよ(やめてね)」という警告であり、中に入れるチューブの素材(ブチル、ラテックス、TPU)を制限するものではありません。安心して、お好みのチューブをお使いください!
手順自体は基本的なタイヤ交換と同じですが、今回は一つ重要な「戦略」があります。
戦略:チューブはあえて「KENDA(標準ブチル)」を使い回す!
せっかく最高峰のタイヤにするなら、話題の超軽量TPUチューブなども気になります。しかし、AI参謀からのアドバイスはこうでした。
AIさん:
「編集長、まずは『タイヤそのものの性能変化』を純粋に感じ取りましょう。変数を一気に増やしすぎると、何が良くて何が悪いのか分からなくなります。まずは使い慣れた標準ブチルで基準を作ってから、次のステップへ進むのが賢明です。」
なるほど、ごもっとも。というわけで、今回はタイヤのみの交換です。

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実際に作業をしてみると、嬉しい誤算がありました。
以前装着していたKENDAのタイヤは硬くて苦労したのですが、このSchwalbe Oneはゴムがしなやかで柔らかく、ビードの具合も非常に良いため、ホイールにはめ込む作業自体はとても楽でした。
しかし、だからといって気を抜いてはいけません。
柔らかい分、雑に作業をすると「チューブの挟み込みトラブル」を招きやすいのです。特にバルブ周りの噛み込みには細心の注意が必要です。
私はタイヤレバーを使わず手だけで作業を行いますが、指先で何度も何度も「チューブがタイヤとリムの間に挟まっていないか」を確認しながら、慎重に取り付けました。
また、23cと28cの違いも実感しました。
今までの細い23cタイヤなら、チューブに少し空気を入れて形を整えたまま装着できましたが、今回のSchwalbe Oneは幅があるため、そうはいきません。
一旦空気を完全に抜いてペチャンコにしてからでないと、タイヤの中に収まりませんでした。

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タイヤの性能を引き出すには正確な空気圧管理が必須。
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無事に装着完了! 23cから28cになり、見た目も少しムッチリして頼もしくなりました。フレームとのクリアランスも問題なしです。

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ただ、完成したタイヤを眺めて、正直少し不安にもなりました。
「…なんか、今までのタイヤに比べてあまりにもデカくないか?」
明らかにボリュームが増したその姿を見て、「本当にAIさんの言う通り、以前と同じ最速の走りができるのか?」と、心配になってしまったのです。
しかし、良いタイヤも空気圧が適正でなければただのゴムの塊。ここからは、その不安を払拭するための「空気圧セッティング」にかかっています。
私のスペックと要望は以下の通り。非常にシビアです。
この難題に対し、AI参謀が弾き出した初期セッティングがこちらです!
フロント:7.0 bar (約100 psi)
リア :7.5 bar (約110 psi)
【AI参謀の狙いと解説】
「体重79kgで28cとなると、リム打ちパンクを防ぐためにある程度の高圧設定は避けられません。
特に体重の大部分がかかるリアは7.5barまで上げ、タイヤの変形量を抑えて転がり抵抗を最小限にし、『快速性』を確保します。
一方、フロントは7.0barとし、操作性と振動吸収のために少し下げます。標準ブチルチューブは肉厚なので、それ自体がクッションの役割も果たしてくれます。まずはこの『少し高め』の設定で、ミニベロの命である快速性が損なわれていないかを確認してから最適解に調整をしていくことにしました。」

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これが私の新しい基準点です。
準備は整いました。太くなったタイヤへの一抹の不安を抱えつつ、いざ、いつものテストコースへ実走です!
走り出した瞬間、先ほどの不安は一瞬で吹き飛び、口元が緩みました。
「…えっ、何これ、気持ちいい!」
懸念していた「28c化による漕ぎ出しの重さ」は、ほとんど感じません。
それどころか、Schwalbe Oneのしなやかさのおかげで、KENDAの23cよりも軽く感じるほどです。
そして、いつもの荒れたアスファルト区間に突入した瞬間、感動が訪れました。
「振動の角(カド)が、ない…!」
今までは「ガツン!コツン!」とダイレクトに来ていた衝撃が、「ポムン、トゥン」というマイルドな感触に変わっています。タイヤが路面の凹凸を優しく包み込んでくれているのが、ハンドルとサドルを通じてハッキリと分かります。
さらに驚いたのは、巡航速度の維持が楽になったことです。荒れた場所でもタイヤが跳ねないので、ペダルを回す力が逃げずに路面に伝わり、スルスルと進んでいきます。
「これが、現代のスピード理論か…!」
AI参謀の推奨した少し高めの空気圧(F:7.0/R:7.5bar)も絶妙でした。快速性を損なわず、かつ不快な突き上げは見事にカットされています。

※筆者撮影
今回の「23c→28c化」と「最高峰タイヤSchwalbe One」の導入は大成功でした。100kmライドで苦しんだあの疲労感は、これで劇的に改善するはずです。
しかし、人間とは贅沢な生き物です。タイヤが良すぎたせいで、今度は使い回した「標準ブチルチューブ(KENDA)」の存在が気になり始めました。
乗り心地は最高なのですが、漕ぎ出しや加速の瞬間に、ごくわずかな「ゴムの重たさ」を感じるのです。
「もし、これを軽量ブチル、いや、話題の『超軽量TPUチューブ』に変えたら、このバイクはもっと化けるのでは…?」
そんな時、手元にあった格安TPUチューブの仕様を何気なく見返していて、衝撃の事実に気づきました。
対応サイズ:「20×0.9-1.5 (451)」
「…あれ? これって、0.9インチ(約23c)から1.5インチ(約38c)まで対応してるってこと? つまり、今回の28cタイヤでも使えるじゃないか!」
以前、AIさんからは「23c用を28cで使うとバーストの危険がある」と止められていましたが、それは対応幅が狭い製品の話。このチューブならいけるのでは...。
私はすぐにAI参謀に連絡を取りました。
管理人シバ:
「AIさん、KENDAはシンドイ!最高のタイヤの性能に蓋をしてるのは勿体無い!手元のTPUが使えることが判明したから、前後ともTPUでいくよ!Schwalbe Oneのエアボリュームとコンパウンドがあれば、TPUの硬さも相殺できて、最高の組み合わせになるはずだ!」
AIさん:
「編集長!そのご提案、痺れました!おっしゃる通りです。
Schwalbe Oneの真価を解放するには、重たいチューブという足枷を外すのが最適解。いきましょう、『フルTPU × Schwalbe One』の未知なる領域へ!」
こうして、私たちの実験は新たなフェーズへ突入しました。

※筆者撮影
意気揚々とTPUチューブの準備を始めましたが、ここでAI参謀から「絶対に守らないと即ゴミになる」という、TPU特有の重要な作法を教わりました。
TPUはゴムのように伸びない素材のため、タイヤに入れる前の準備が命です。
@バルブの向きを整える:
ペラペラの状態から、バルブが自然と円の内側を向くようにねじれを直して広げます。
A「魔法のひと吹き」で形を作る:
タイヤに入れる前に、フロアポンプで「シュッ」と一回だけ軽く空気を入れます。ペラペラから「軽く丸まった筒状」になればOK。
【警告】絶対に0.5気圧以上入れないこと!タイヤの外で膨らませすぎると、風船のように一部が伸びて元に戻らなくなり、使用不能になります。
この作法を守り、慎重にTPUチューブをSchwalbe Oneの中に収めました。

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そして、最大の課題が「空気圧設定」です。
ブチルと同じ設定では、TPUは硬すぎて跳ねてしまいます。AI参謀が弾き出した、体重79kgでのフルTPU新基準がこちらです!
フロント: 6.7 bar (約97 psi)
リア : 7.2 bar (約104 psi)
【AI参謀の狙い】
ブチル基準から、前後とも約0.3 bar下げた設定です。
TPUの素材の硬さを、空気圧を下げることで相殺し、タイヤをしなやかに変形させてグリップと乗り心地を確保する狙いです。
これ以上下げるとリム打ちリスクが高まる、ギリギリの「快適性重視」ラインです。

※筆者撮影
緊張の面持ちで、再びテストコースへ。
漕ぎ出した瞬間、私のIdiomは完全に「別の乗り物」に変わっていました。
「…軽い!なんじゃこりゃあ!!」
KENDAブチルの時に感じたわずかな重さは完全に消え失せ、ペダルを踏むたびに、まるで背中を押されているかのようにスッと前に出ます。これがTPUの加速力か!
そして、最も懸念していた乗り心地ですが、私の仮説は正しかったことが証明されました。
「Schwalbe Oneの28cというエアボリュームとしなやかなコンパウンドが、TPUの硬さを完璧に吸収している!」
荒れた路面でも跳ねることなく、ブチルの時と同等か、それ以上のマイルドな乗り心地を実現しつつ、転がりの軽さは別次元。
「最高峰タイヤ Schwalbe One」×「最速チューブ TPU」×「快適性の鍵 28c」
この組み合わせは、まさにミニベロカスタムの「黄金の解」でした。
今回の実験を通じて、私は改めて自転車カスタムの奥深さと面白さに感動しました。
タイヤをたった5mm太くする、チューブの素材を変える。ただそれだけで、愛車の性格が劇的に変わり、見える景色まで変わってしまう。
「カスタムって、こんなに面白いことをするものなんだよ」
この記事を通じて、そんなワクワク感が少しでも皆さんに伝われば嬉しいです。
さあ、最高の足回りを手に入れた私のIdiom。次の冒険は、どこへ行こうか!